◆ゴッサム
今日は一昨日ネットで買った「バンブーベッドシーツ」が届くので早めに帰宅してスタンバイ。
お題は宅急便の人を待ちながら何気なく見ていたTVのCMから。
バットマン ビギンズ
クリストファー・ノーランが贈る『バットマン ビギンズ』はバットマン伝説の起源と、ゴッサム・シティの善なる力としてのダークヒーローになるまでを描く。
CMでバットマンが「ゴッサムを救うんだ!」的なことを仰ってました。
「ゴッサム」って確かニューヨークの別名だ、ってNHKの「基礎英語(←懐かしい~)」で言ってたなぁ。
goo辞書で"Gotham"を調べたら…あたり!
(読み方は「ゴータム」になっているけど。)
元々はイギリスのある村の名前のようです。
でもゴッサムってどんな意味があるんでしょう?
なんか定食屋とかでご飯を食べて、会計の時に店員さんに小声&早口で「ゴッサム」って言ったら、普通に「ありがとうございました」って返されそうな感じ(だからどうした!)。
と、本題から外れそうなのでここらで語源探索開始。
紆余曲折の末、ゴッサムのあるイギリス・ノッティンガムシャー州の州都、ノッティンガムのカルチャーに関するサイトに到着。
leftlion.co.uk
勿論ゴッサムのページもあります。
Gotham
ここからゴッサムにまつわる昔話をかいつまんで紹介します。
---
13世紀初頭、ジョン王はイングランド中を旅行していました。
ゴッサムの近くにあるノッティンガム城に向かっていた王様一行は、ゴッサムに自らの到着を伝える使いを出しました。
当時のきまりで、王様が通った道はすべて公道になってしまいます。
土地を取られてしまうので、地主たちは困ってしまいました。
しかし村人たちにはある案がありました。
まずは使いに王様一行の立ち入りを拒否する旨を伝えます。
怒った王様が派遣した騎士団がゴッサムに到着すると…
村人たちが底なしのたらいに水を入れたり、青リンゴを赤く塗ったり、ウナギを溺れさせようとしているのを目の当たりにしました。
当時は精神異常は伝染病だと考えられていたので、騎士団の報告を聞いた王様は感染を恐れてゴッサムを迂回することに決めました。
---
このお話が「ゴッサムの愚者」というタイトルで出版されてしまったので、ゴッサムは「愚か者」のイメージが浸透してしまいました。
そもそも"Gotham"の語源は"goat-ham(ヤギの村)"。
ヤギは愚かな動物と考えられていました。
だからHの発音が落ちた「ゴータム」って発音もあるんですね。
でも本当に賢いのはゴッサムの村人たちだったんですけれど。
これを19世紀の作家、ワシントン・アーヴィングが雑誌「サルマガンディ」の中で、NYを「知ったかぶり」の住む場所と言う意味を込めて「ゴッサム」と呼んだのが広まったそうです。
以上ゴッサムの語源とNYの別名となっているエピソードでした。
疲れた~。
★ひとこと
「バンブーベッドシーツ」、ホントーに冷たくて気持ちイイです。
ってか今日は雨だったから寒いくらい。
週末写真にとってアップしてみよう。
ちなみにleftlion.co.ukのGothamでバットマンが言っている中世のことわざは…
More fools pass through Gotham than remain in it.
「ゴッサムにいる人(村人)よりももっと馬鹿な人たち(王様一行)が(その人たちから馬鹿がうつるのを恐れて)ゴッサムを通り過ぎる。」
→日本で言う「目くそ鼻くそを笑う」ってところでしょうか。
どなたか間違っていたら教えて下さい(汗
…あのシリアスな顔で「目くそ鼻くそ」って言ってたらちょっと笑う。
作成開始:06-16-2005 at 12:30 AM
作成終了:06-16-2005 at 03:03 AM
Recent Comments