◆エロイーズ
予告どおりベルばらネタ。
「きみ…ジャン・ジャック・ルソーの”ヌーベル・エロイーズ”を読みましたか」
とこれはオスカルに求婚中の貴族、ジェローデルが同じくオスカルに思いを寄せる平民のアンドレに言った台詞。
平民の青年と愛し合っていた貴族の娘が父母の意向で貴族の地主と結婚。
寛大な地主はその青年を家庭教師として招く。
二人は不倫を犯すまいと苦悩するという話。
ヌーベル・エロイーズを手にするアンドレをオスカルの部下・アランが見て一言。
「お前も読んだのか…」
この時アランもオスカルが気になる存在であったのだ。
この「エロイーズ」、葉は勝手に「エロ」のことだと勘違いしていました。
いえいえ、そっちのエロじゃありません(汗。
フランス語の"heros(エロ・英雄)"の方です。
「ヌーベル」はそれ何語[093]ヌーヴォーにある"nouveau(ヌーヴォー・新しい)"の女性形"nouvelle"、と知っていたんですが…。
しかしネットでちゃんと調べたら、「エロイーズ」は"Héloïse"、女性の名前だったんですね。
なぜ「新エロイーズ」なんてタイトルなのかというと、詳しくは書きませんが「アベラールとエロイーズ」という11世紀の書簡型恋愛小説の再現、だからだそうです。
今流行のリメイクなんでしょうかねえ。
ついでにそれ何語[101]オスカルでもやったように"Héloïse"の意味を調べたらチュートン語で「戦争で名を馳せた」という意味でした。
あながち"heros"とも無関係なのかな?(でも女性の名前だ…)
以下余談。
さて本作品で文字通り「エロ本」扱いされている発禁モノの長編詩「オルガン」。
内容が気になって検索したものの、なかなか見つからないですなあ。
なので2chの過去ログから。
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「成人向け奇想天外ファンタジー・ノベル」といったところです。
シャルルマーニュの遠征を舞台にしていますが、ギリシャ神話の神々やキリスト教の聖人たち、歴史上の英雄や魔法使い、悪魔や精霊までが入り乱れ、天界や地獄を巻き込んで、乱痴気騒ぎを繰り広げます。
主人公のアントワーヌ・オルガンは、眉目秀麗、武勇に優れた若き騎士。
高徳といわれたチュルパン大司教と美しい修道女アンジェラとの間に生まれた私生児という冒涜的且つスキャンダラスな設定です。
オルガンという名は、「器官」という意味だとよく言われますが、実は架空の人物ではなく、歴史書に名前のある実在の騎士だったようです。
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余談その2。
中学の時の英語の先生と休み時間中に話してた時、
「先生好きなマンガとかありますか?」と聞いたら
「う~ん…エロイカ。」と言われて
エロ…!そしてイカ…?、と頭をひねった思い出があります。
エロイカより愛をこめて
★ひとこと
なんか今日のはわかりづらいネタだな~。
世間があまりにDQ8、DQ8と騒ぐので買ってしまいました。
ドラゴンクエスト8。
ゲームを買うのなんて何年ぶりでしょう。
感想
主人公が歩き回ると視点がぐるぐる変わって…
3D酔いしました。ぉぇ。
作成開始:11-28-2004 at 08:20 PM
作成終了:11-28-2004 at 10:17 AM
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